ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第38話『地獄の門番ペット・ショップ その１』感想

原作既読。
（以下ネタバレ）

あらすじ

引き続きDIOの館を探すジョースター一行。彼らから離れて行動していたイギーは偶然にもその館を発見してしまう。人間達の問題など気にせず、我関せずを貫こうとしたイギーだったが――。

感想

原作でもこのエピソードは秀逸かつ一つの転換点になるお話でしたが……ペット・ショップの素早さ、恐ろしさ、冷酷さの表現とか、ホルス神の能力の強大さとか、アニメならではの表現で迫力満点にアレンジされていましたし、イギーの表情や動き、演技の良さは最早言うまでもないでしょう。スピード感、という意味でも今までのエピソードの中で一番よかったのでは。
今まで我関せず、自分の身が危険になった時だけ戦ってきたイギーが、目の前で殺されようとしている少年を助けて自ら危険を冒して戦うという、ある意味王道な展開。一貫してファニーフェイスに描かれていたイギーが一転して精悍かつ人間味あふれる表情に変わって、しかも喋り出すことで、はじめてイギーの内面が明らかになるこの演出は、原作の時も実にニクイなぁ、と思いましたがアニメでもしっかりそこの所を理解しているようで。
しかしこのイギー格好いいですよね。やだなにこのイケ犬。という感じ。

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