前シリーズ視聴済み。
(以下ネタバレ)
あらすじ
セカイのもとを訪れたシアは、自分にセカイのガンプラを作らせてほしいと持ち掛けてくる。シアの目的が分からず当惑するセカイだったが、そこにセカイが他の女の子と仲良くしてる事を見咎めたギャン子がやって来て口論を始めてしまう。更に、次の対戦相手である統立学園の三人が現れ、女子に囲まれたセカイを嘲笑い挑発する。その挑発に応えたのは何故かシアとギャン子で――。
事前に色々あったものの、統立学園とのバトルが始まった。見事な連携と短時間で効果的に仕掛けられたトラップの数々に翻弄されるトライファイターズ。戦力を分断されたうえ、セカイとユウマがプラフスキー粒子吸収する敵のシステムにより窮地に立たされる。そこに、撃破されたと思われていたフミナが現れ、二人を見事に救出する。作戦を破られた統立学園だったが、ガンプラ学園を倒すために用意していた「切り札」を発動し――。
感想
セカイ争奪戦に参加できなかったフミナが哀れでしょうがないですが、当のセカイはシアとギャン子から向けられている好意に全く気付いていないので、実はそもそも勝負すら始まっていないという(笑)。まあ、セカイ自身は男女の仲に全く無頓着という訳ではないし*1、フミナとのラッキースケベイベントでは人並みに慌てたりしていたので、他人からの想いを自覚したらその後の決断は早そうなので、押して押して押しまくる、という戦法は間違いではないのかと。
――という、恋の戦略はおいといて。
今までトライファイターズは、三人の連携と個人技の合わせ技で勝ち残ってきたわけですが、今回の相手は自分達を遥かに上回る連携と、戦術を超えた戦略レベルとも呼べる作戦を擁する強敵という事で苦戦を強いられたわけですが、そこは連携だけではなく個人技のレベルも高めてきたフミナが見事に打破してくれました。その点は、合宿前と後とではチームが全く別のレベルになっていることの証左かもしれませんね。
しかし、相手もさる者。武装の一つであるはずのアブソーブ・システムも奥の手への布石となっているという、二段構えの作戦を隠していました。SDガンダムの身軽さを捨てて巨大マシンへと変貌を遂げたそのギミックは、奇しくもトライオン3に対してユウマが指摘していた「合体するのに巨大化するわけじゃない」という欠点(?)の逆を行くもの。ただ、連携が持ち味一つであるはずの彼らが大艦巨砲主義に走ってしまうのは自滅への第一歩のようにも思えてしまうのですが。
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*1:姉に惚れているユウマをからかったり。