たこわさ

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純潔マリア LIBER I「VIRGO INTACTA」感想

原作は半分くらい既読。
(以下ネタバレ)

あらすじ

百年戦争期のフランスにマリアという名の魔女がいた。教会に異端とされながらも、近隣の一部の住民には慕われる彼女は、何よりも戦争と言うものが嫌いだった。使い魔のサキュバスに司令官を骨抜きにさせ戦を滞らせるなどしてした彼女だが、ある時、顔見知りに青年が戦争に行く事を知り――。

感想

魔女なのにキリスト教の聖母と同じ名前。魔女なのに使い魔のサキュバスが語る卑猥な話題の意味が分からない。魔女なのに――処女w
それでも強大な魔力を持ち、巨大な火竜をも召喚する掛け値なしの大魔女な訳ですが、その行動原理はどちらかというと恋に恋する乙女という……なんとも可愛らしい魔女がいたものです。
全体として話のテンポも良いですし、火竜が暴れまわるシーンもクドくない程度に大味なアクション。久々の谷口監督作品ですが、非常にらしさが出ているな、と。男性側ばっかり強調される谷口作品において、魔女という女性のある意味極みがメインを張るという危なっかしさにも注目(笑)。

純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)

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