白銀の意志アルジェヴォルン 04「帰還」感想

（以下、ネタバレ）
撤退作戦を成功させ前線から生還した第八独立部隊の面々は束の間の休息を過ごしていた。アルジェヴォルンについては未だにその正体が不明瞭な中、正式に第八独立部隊にその運用が委託される事となり、ジェイミーにもそれに同行するよう本社から辞令が下る。一方、度重なる命令違反について一部隊員から責められたトキムネは、サモンジ隊長の下を訪れ――。

安全な場所についてから鉄拳制裁というのは激しくどうかと思うものの、トキムネの行動をきちんと咎める人間がいる事自体には少しだけ安心。
サモンジ隊長がそれでもトキムネの行動を責めず、むしり部分的に肯定さえしてみせたのは、多分トキムネが感じたような「理想に殉じる英雄的思想」ではなく、あくまでもトキムネを焚き付ける為の方便なのではないかな、と思ったり。もちろん、隊長に対する味方の評価をみるに、彼が上司にとって使いやすい軍人ではない事が伺え、ともすれば今までも「英雄的行動」をとっていた可能性もあるのでしょうが、理想をかなえるには時として冷徹ともいえる判断が必要になってくるわけで。トキムネの命令違反でさえも彼の戦術の中に組み込まれているであろう事を考慮すると、実に恐ろしい人だな、という印象が。

さて、今まで全くいいところのなかったトキムネですが、どうやら彼が戦う理由の一端――戦死したと思しき姉の存在――が明らかになりました。私の勘違いでなければ、サモンジ隊長達も彼の姉と関わりあるようですし、そこら辺でまたひと悶着ありそう。

しかし、女性陣のシャワーシーンの不自然なまでのボカシには失笑を禁じえませんね。*1円盤の為のセールスプロモーションなのか、それとも作画で頑張ってボカシがいらないような絵にする余裕がなかったのかｗ

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*1:放送局によってボカシ方は違ったかもですが。