アカメが斬る! 第二話「権力を斬る」感想
原作未読。
(以下ネタバレ)
殺し屋集団・ナイトレイドに命を救われた形になったタツミは、そのまま半ば無理矢理に彼らのアジトへと連れていかれる。ナイトレイドの一員・レオーネはタツミを高く評価しており、ナイトレイドに入るよう彼を勧誘するが――。
必殺仕事人をモチーフとした作品は数あれど、政治的バックアップ――本作では革命軍の暗殺部隊という設定――を得ているというのは珍しい設定かも。仕事人というより、反体制版「影の軍団」とでも言った方がいいのか。
アカメのツンデレ指導の賜物もあったのでしょうが、タツミは初任務をほぼ無傷でこなしました。それはきっと、彼本来の剣の強さだけでなく、レオーネが加入を強く推薦し他の面々も(マインを除いて)異論を唱えなかった事からもうかがえるように、タツミに「殺し」の才能を見出していたからなのでしょうね。
タツミの最初の「殺し」は、確かに仲間の仇討という側面が大きかったものの、その手口自体に復讐に付きものな陰惨さはなく、ただ静かに「殺す」事だけを目的にした「殺し」でしたから、恐らくはそんなところに目を付けられたのでしょう。
タツミがあっさり覚悟完了して、剣の腕も鈍るどころかますます鋭くなっているので、あまりカタルシスを感じない脚本かもしれませんが、逆に言えば主人公がいつまで経ってもうじうじ悩んでいたり、「最初は弱いけど(ご都合主義的に)急速に強くなっていく」類の悪しき少年漫画的展開ではないので、ストレスが溜まりませんが。
さて、今回アカメがツンデレ教官を演じてくれましたが、次に指導役となるマインは真のツンデレ要員の様子。今のところまったく「デレ」の気配が見受けられませんが、次回予告を見た限りでは着やせするタイプらしく思いのほか巨乳ラッキースケベ要員という線もあるのかもしれず。色々な意味で期待。
- 作者: 田代哲也,タカヒロ
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