たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

アルドノア・ゼロ 02「地球の一番長い日」感想

(以下ネタバレ)
アセイラム姫暗殺を契機に地球へと一斉降下を始めた火星軍に対し、地球人類の兵器は全く通用せず一方的な殺戮が始まった。民間人の避難が進む中、逃げ遅れていた伊奈帆は外国人と思しき二人の少女に出会う。「火星の姫はパレードには行っておらず生きている」と語る少女達だったが――。

一方的なサーチ・アンド・デストロイ。火星側の兵器はどうやら装甲表面に物質を消滅させる力場を形成しているようで、物理攻撃が全く通用しない=地球の兵器はすべて無力という絶望的状態。ここから形成をひっくり返せるとは思えないので、これは主人公達がどこまで逃げ延びられるのか、といった物語になりそうな予感。

図らずもアセイラム姫と思しき少女と行動を共にする事になった伊奈帆ですが、現時点では彼女を利用するつもりはないのか、はたまた彼女の話を信用していないのか、それとも、暗殺事件そのもののカラクリまで既に看破しているのか、なんにしても彼女を利用する心づもりはない模様。

姫暗殺の実行犯リーダーの娘・ライエ――姫の暗殺が火星の好戦派によるものだという事を知っている人間――もが伊奈帆達と共にあるという状況は、ともすれば一筋の光明のようにも感じられますが、現場レベルにまで好戦派の手が伸びている状況を考えれば、アセイラム達がいくら声を上げたところで揉み消されてしまう恐れが強く……。少なくともクルーテオ伯爵のように信用のおける人物にまで声を届けないと意味がないところでしょう。


自分達が囮として戦う事で、避難民達を無事脱出させる事が出来るのではないかと考える伊奈帆ですが、それは自分の力不足で友人を死なせてしまった事への贖罪の気持ちがあるのか、それとも彼特有の冷静な判断力が今自分達に出来る最善の策を導き出した結果なのか……。

どちらにしろ、通常兵器が全く通じない敵と交戦して生き残れる可能性はほぼゼロ。やはりアセイラム姫の存在――彼女が持つという「力」――が伊奈帆達が生き残るための鍵なのか。

heavenly blue

heavenly blue