ピンポン THE ANIMATION 第2話「スマイルはロボット」感想

原作未読。映画版視聴済み。
（以下ネタバ）
チャイナに惨敗したペコは激しく落ち込んでいた。一方、スマイルは監督の小泉に才能を見出され特別メニューを課されるが――。

今回は上手く枚数を節約しながらも卓球シーンの迫力がスポイルされない、構成の勝利といった作画が秀逸でしたね。第一話の超絶枚数な作画と比べても遜色ない感じでした。

さて、チャイナにぼろぼろに負けて落ち込むも、かといって何か努力を始める訳でもないペコとは対照的に、小泉の狙い通りに静かな闘争心を芽生えさせたスマイルはその本領を発揮しつつあるようです。元々テクニックだけならばチャイナも感心するほどのレベルだったスマイルでしたが、悪い意味で「ロボット」のように淡々と打ち返すだけの彼のプレイスタイルでは気合の入った相手との勝負では常に萎縮してしまいその才能を生かせずにいました。そこを小泉のネチネチとしたコーチングにより「改良」され、良い意味で「ロボット」のような、冷静に無慈悲に相手を追い詰める冷たい闘争心が開花しました。
スマイルの上達振りに驚くペコでしたが、それでもまじめに練習する姿が見られないのは、ただの慢心なのか、それともチャイナに惨敗したショックが抜けきっていないのか……。

今回の鎌倉豆知識

前回、スマイルが江ノ電・鎌倉高校前駅から電車に乗っていた事から、彼らの高校のモデルは鎌倉高校――かと思いきや、今回描かれた高校の外観は「ゆず」のビデオクリップなどにも登場した神奈川県立七里ガ浜高等学校のそれ。七里ガ浜駅は鎌倉高校前駅のひとつ隣なのでスマイルはちょっとロードワークでもしてから電車に乗っているんかいな？ などと益体もない事を鎌倉市民は思ってしまったりｗ

ピンポン (1) (Big spirits comics special)