たこわさ

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サムライフラメンコ 第15話「イミテーション・ジャスティス」感想

(以下ネタバレ)
正義の前に現れたフロム・ビヨンドの幹部「ビヨンドフラメンコ」は正義と瓜二つの顔を持っていた。彼はフロム・ビヨンドの行動原理を語った後、自ら命を絶つ。同時にフロム・ビヨンドの他の怪人達も消滅し、ニッポン壊滅装置もフラメンロボを犠牲にしつつ撃破し平和が戻ったかに見えたが――。

ヒーローものにはありがちの展開ながらも、前々回まで散々安っぽいヒーローショーを披露し続けてきた本作だからこそ、この流れは盛り上がる。一気にシリアスになって――きましたしょっぴかれる先輩ヒーロー達の姿が微妙に笑えたので「あ、やっぱりサムメンコだ」と失礼なことを考えてしまいましたw
さて、ビヨンドフラメンコから示唆された、正義を、一連の騒動の裏に隠された欺瞞の正体、それは「フロム・ビヨンドによる襲撃自体が日本政府の狂言だった」というものでした。政府の支持率を上げる為の施策であったそれですが、フラメンジャーが予想以上に正義の味方として優秀であったため、政府への支持はいまいち。そこで、彼らを陥れることで再び国民の目を政府に向けさせるという、「これぞ巨悪」という展開。
日本政府が黒幕、というと漫画版仮面ライダーを思い出しますね。
さて、全国に指名手配され、孤立無援となってしまった正義。彼自身とサムライフラメンコというヒーローにも出生の秘密があることをビヨンドフラメンコから示唆された件もあり、正義に安息の日が訪れるのはまだ遠いようです。