たこわさ

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凪のあすから 第八話「たゆたう想いのさき」感想

(以下ネタバレ)
うろこ様の妨害を乗り越え海村を脱出した光とあかり。あかりを至に託し自分は紡の家に厄介になろうと腰を上げる光を引き止める至は、不器用ながらも年長者の気遣いというか、この姉弟が置かれた危うい状況をよく理解した上で少しでも彼らの気持ちが楽になるように、居心地のいい暮らしをしてもらえるように、という気持ちを感じてやみませんね。
娘の美海が完全に光にホの字だという事には気づいていないようですがw
さて、てっきり光達が地上での生活に四苦八苦するお話になるのかと思いきや、意外にも美海が主役のエピソードが展開。彼女とあかりの仲はとっくに和解出来ているものと思っていましたが、美海の中ではまだ面と向かってあかりに感謝の気持ちを表していない事になっているようで、ひたむきに頑張る姿が健気で可愛らしいですね。もう、光はロリでもいいから美海とくっついちゃえばいいと思いました(ぉ
その光ですが、これから地上でやっていかなければいけないという背水の陣な状態も手伝ってか、美海の願いを何とか叶えてやろうと奮闘するわ、色々とモヤモヤした気持ちをぐっと堪えてまなかと紡がこの先どう転んでも自分は二人の味方であろうと決意するわ、エレベーターでまさかの重量オーバーというトラウマ級のハプニングに出くわしたちさきを華麗に救い出すという天然イケメン振りを披露するわで、危なっかしいながらも八面六臂の大活躍ですね。
前回で危惧した「まなかの想いを何とか遂げさせてやりたい」という勢いだけで突っ走っている感じとはちょっと違ったようで、きちんと自分の中にあるわだかまりも自覚した上で行動していた所は、なんとも彼らしい健気さと聡明さ。やっぱり、光は普段の直情的な言動がイメージを悪くしているだけで、実は紡と同じ位によく気が付くし何をしたらいいのかも理解しているんですよね……。
そんな光達の奮闘もあって、無事にあかりへプレゼントを贈る事が出来た美海。一件落着、と思ったその時、地上では降るはずのない「温かい雪」が降り始め……。
やっぱり、地上の世界は海に沈んでしまう運命なんでしょうかね?