たこわさ

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銀河機攻隊マジェスティックプリンス #003「奇襲」感想

(以下ネタバレ)
実機での訓練もゼロのまま新鋭機で撤退戦に放り込まれ、予想外の戦果をあげたら客寄せパンダに使われ、一般人へのアピールと資金集めの為に不完全な状態で出動させられたあげく敵の奇襲を受け敗北を喫したら一斉に叩かれ、休暇でさえも命令として消化させられる――完全にブラック企業の新入社員みたいな状態ですが、彼らの場合生まれからして仕組まれたモノであり自分達で選んできた状況なんて殆ど無いわけだからより洒落にならない状態ですよね。
それでも彼らが常にチャランポランでお気楽に見えるのは、ただ能天気なだけなのか、それともある種の諦観からなのか。今回、ケイがこぼした弱音から考えるに、やっぱり後者なんでしょうかね。それってとっても悲しい事ですけれども。
また、ようやく「ザンネン5」と呼ばれた彼らが何故、初めての実戦であれほどの戦果をあげられたかが明かされました。JURIA-SYSTEMで重要な「生存本能」が一番高かったこと、そして各人バランスこそ悪いが特定分野では他を遥かに凌駕する能力を持っているということ、この2点が明かされただけでもすっきりしましたが、出来ればその話は第2話で聞きたかったかな、と。
さて、彼らに対する非人道的な命令は続き、お次はあからさまに現場を知らなさそうな指揮官の下、敵補給ルートに奇襲を掛けるというロボット物だと死亡フラグ以外の何物でもないようなシチュエーション。案の定、敵の精鋭と思しき強襲偵察部隊に遭遇し、無能な指揮官の的外れな指示も手伝って次第に追い詰められていくことに……。
ここでタマキが死んだらある意味伝説になれそうですが、お気楽ムードと反りが合って継続視聴している人は間違いなく脱落するでしょうねw