断裁分離のクライムエッジ Cut 01「眠れる森の姫」感想

原作未読。
（以下ネタバレ）
いきなり主人公がレベルの高い変態で掴みはOK（？）という感じ。――というか祝ちゃん、初対面の若い男が息を荒くしながら「髪、綺麗だね（ニタァ〜）」とか言っているのに家に招きこんじゃ駄目だよ！（笑）
という訳で主人公自ら自分の異常性癖を初対面の年下（？）美少女に話して聞かせるという上級者向けのシチュエーションやら、「俺はもう浮気はしない！ 祝ちゃん一筋！」と犯罪者宣言やら、主人公の行動がいちいち高度なレベルの変態で笑うところなのか引くところなのか悩む場面が多かった印象……いや、爆笑してましたが。
で、彼が持ち歩いていたハサミ＝クライムエッジが、彼の先祖であるという殺人鬼が使っていたアイテムで、しかもどうやら病院坂姉妹が持っているという「キリング・グッズ」も同一の品である可能性が高い（ことによると同じ先祖を持つ血族）という理解でいいのでしょうか？ ひとつは注射器型だったので、解剖道具というよりもむしろ外科手術器具＋床屋の道具ってところでしょうか？ 件の殺人鬼は外科医という存在が確立される前の人物のようなので、むしろ床屋がメインだったのかもしれんけど。
しかし、祝の悩みの種であり「呪い」の元凶のように思われていた髪がクライムエッジによってあっさりとカットされてしまい、この後一体どんな展開になるやら予想が付きませんね。ベタだけど、キリング・グッズを持つ物同士で道具を奪い合うバトルロイヤルが繰り広げられたりしちゃうんでしょうか？ それとも、共通の敵がなり祝の髪のようにキリング・グッズでないと対処できない「呪い」を次々と解いていくお話になるんでしょうか？

断裁分離のクライムエッジ 1 (MFコミックス アライブシリーズ)