たまこまーけっと 第7話「あの子がお嫁に行っちゃった」感想
(以下ネタバレ)
お付の娘ことチョイが登場。
「何で日本語喋れるのさ?」とか「舗装道路なのに裸足のままって痛いでしょう」とかの当たり前な疑問は、鳥であるデラが喋ったりそれを最初は驚きつつもその後何事も無かったかのように受け入れている周囲の人々という「ちょっとふしぎ」を前提とした世界観の前には野暮の一言なのであった。――つーか、いい加減その程度のリテラシーは皆さん持ち合わせている筈だとは思いますが。
さて、チョイについては予想よりもアグレッシブな性格、というかデラに対してはサディスティックとさえいえる位なんですが、キャラ的にあんこと被ってないか? というのが最初の感想。ある種のツンデレだったり、理由は違えど片思い状態だったり、内弁慶だったり。年齢設定がたまことあんこの中間位っぽいので完全に被っているとは言えませんが。
「けいおん!」で言えば中野梓ことあずにゃんのポジションをあんことシェアする役割、と言ったところか。ただ、チョイの場合は母国では既に責任ある立場=年齢とは関係無しに「大人」であり、デラという「下」の存在もいる、という所が大きく異なるでしょうが。
まあ、そもそもこの手の「日常系」の作品にしては恋愛感情の機微が描かれる事の多い本作なので、「けいおん!」との類似性をあげつらう事自体が間違っている気がしますが。
しかしまあ、アフロの恋が散った事については特に感慨はないんですが、それと対比するように描かれたチョイの王子への片思いが甘酸っぱいと同時に切ない事この上ないですね。
しかも、紆余曲折あって仲良くなったたまこがどうやらデラに探させていた「王子の結婚相手」の条件を満たしているっぽい描写があり……。
F先生的な「ちょっとふしぎな日常」を地で行く本作の事ですから、ここからドラスティックな環境の変化が起こってもおかしくなく、案外先が読めない作品になってきた感があります。
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