K 第12話「King」感想

（以下ネタバレ）
結局の所、「イケメンが適度にスタイリッシュにホモホモしくて、女の子は可愛くてちょっと頭が弱いが主人公達に無条件で好意的で、そして主人公は見事な自己犠牲野郎で、ついでにイケメン集団が刀振って戦っていればお前達は満足なんだろう？」とか思いながらラノベ作家集団が片手間で作り上げたヤマもオチもイミも無い何も「熱さ」が伝わってこない中途半端な作品、というのが最終回まで観ての私の印象。*1
これで作画・演出・音響のどれかでも目を惹かれるような見事な出来だったならもう少し印象は変わったんでしょうが、完成度が低すぎるのに何故か遊びの部分は気合入れちゃっている空気さえ感じてしまうような「雰囲気だけ」アニメだったものだから目も当てられない。
「設定を知っていれば本当の面白さが分る！」みたいな擁護意見も前に見かけたんですが、そもそも単品のテレビアニメとしてのクオリティが低すぎてお話にならない訳で、設定が凄いと言うのならそれは「設定負けですね、うん」と答えるしかなく。
声優陣も豪華だっただけに非常に残念です。
しかしこれの売り上げがそこそこ良くて続編も決定している一方で、スタッフの「熱さ」が伝わってくるような秀逸な作品が売り上げも続編も望めない事がほとんど、という残酷な現実を観ていると心が闇に落ちそうだ！（中ニ台詞で〆

こんな産業廃棄物の売り上げに貢献する可能性も残したくないのでAmazonリンクは張りません。

*1:実際に執筆陣がそういう意図を持って書いた、という意味ではないことは別に断りを入れなくても明白な所でしょうが、念のため。