たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

新世界より 第九話「風立ちぬ」感想

原作はノータッチ。
(以下ネタバレ)
「僕らはずっと監視されていた」という言葉を残し姿を消してしまった瞬。早季と覚は瞬の実家に向かい、真理亜と守はクラスメイトに聞き込みをし、それぞれ瞬の行方を探る内に異様な事実が判明し……。
今までの伏線が一気に回収されようとする、その予兆のようなお話でした。夏季キャンプ編のような「絶体絶命」のシチュエーションが連続するドキドキハラハラ感とは違って、「世界が手の平を返す」ような不気味さと言うか居心地悪さが全体に漂う「静かな恐怖」に支配された感じ。
誰よりも優秀で周囲からの期待を一身に集めていた瞬が「業魔」と化してしまったという大人達。確かに、早季と覚が目撃した松風の郷の光景は異様極まるものがありましたし、状況から察するに郷の人間が全て瞬が起こした「何か」の犠牲になっているようにも見えますが……。瞬が業魔と化してしまったのが、二年前の事件*1と関連すると言うのなら早季達も業魔になる可能性があるということか?
早季がいなくなり記憶からも消されていた姉(?)の存在を思い出したことも気になりますが……。

「新世界より」 一 [Blu-ray]

「新世界より」 一 [Blu-ray]

*1:禁を破り呪力を封印された事。そしてその封印を自分たちで解いた事。