たこわさ

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夏雪ランデブー 第10話感想

原作はノータッチ
(以下ネタバレ)
島尾in葉月の正体が六花に見破られた一方で、絵本の世界を彷徨う葉月の周囲にも変化が、
今までは直接葉月に害を加える様子の無かった絵本世界が豹変し、島尾の「本音」――このまま体を借り続けたい――の言葉と共に葉月を崖から突き落とし……。
幽霊状態になって現世に舞い戻った葉月ですが、あれは島尾が本格的に体を奪おうとした、というよりはむしろ彼の最後の良心がそうさせた、とも取れますね。「絵本の中の世界」が彼の願望や欲望を忠実に表すものだとすれば、彼はかなり強く「体を得て六花と暮らしたい。それが出来ないなら六花を道連れにしたい」と思っていたようですから、ハチャメチャに見えた今までの彼の行動もかなりの理性に基づいてのものだった、とも取れ。
一方、六花が抱える事になってしまった疑念が重過ぎる。「果たして自分が好きになった『葉月くん』は誰だったのか?」その問いに島尾が果たしてどう答えるのか?

夏雪ランデブー 1 (Feelコミックス)

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