貧乏神が！ Round 7!「いわゆる男として育てられちゃったパターン？」感想

原作はほぼノータッチ。
（以下ネタバレ）
新キャラの龍胆嵐丸が登場。
冒頭から市子さんの外道鬼畜振りが半端なく、通常モードで少し安心いたしましたｗ
嵐丸については、常識はずれなキャラクターながら冒頭から市子に酷い目に遭わされていたり、行動次第は至極真っ当だったり、うっかり乙女心が顔を覗かせてしまったりと、好感を持ちやすいように配慮されてますな。
そして喧嘩無双キャラなのに市子の幸福エナジーの前には無力、という所がある意味不幸キャラな感じも。
一方で、石蕗も今までの爽やかイケメン苦学生のイメージから色々と属性が増えてまいりました。その場のノリで市子達の「原哲夫顔マネ」についていったり、市子と嵐丸の対決の場では売り子をやっていたり（そしていつの間にか紅葉と貧乏仲間になっていたり）。
しっかりと嵐丸にもフラグを立てて、石蕗――恐ろしい子！ という感じ。そして嵐丸が石蕗にときめいている様子に青筋立てて怒りを隠さない市子さんがアホ可愛い。

Round 7.5!「今日のことは一生忘れねーよ!!」

そんな訳で、市子に酷い目に合わされ続けた嵐丸は何とか逆襲しようと画策するも、乙女な一面がバレてしまい市子と紅葉の玩具に……。が、「手懐けて都合よく使ってやろう」とたくらんでいた割に、嵐丸の「可愛い女の子化」には本気で取り組む市子と紅葉、途中から純粋に嵐丸の為に色々世話を焼いている感じになってましたな。「でも私の方が可愛い」とか本心むき出しだしｗ
そうしてOPにも登場しているちゃんとした女子の格好をした嵐丸が誕生し、本人もかなり気に入った訳ですが、そのまま帰路についていたら父親に発見され……。
父親に絞られたらしい嵐丸の姿に気付いた市子さん、ここから本領発揮！ 頭の固い親父に幸福エナジーでお仕置きだ！（？）――というか普通に塀を破壊したり受身投げ飛ばされても鮮やかに着地したり、市子さんの運動能力も十分に常識外れですな！
で、市子の鉄拳制裁で親父が改心――という安易な脚本ではなく、龍胆父娘の「家族としてのあり方」を見せ付けられて決着、というところがこのアニメらしくて実に良い。
新たな「家族の形」を目撃し、また気の置けない友人候補も出来たことで、今回も市子は成長したのでしょうが、最後にいつもの高飛車モードに戻ってくれて妙な安心感を覚える自分がいますｗ

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