たこわさ

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カメラ業界:フィルム事業縮小…愛好家に波紋

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20060128k0000e040057000c.html

 日大教授で日本写真芸術学会会長の原直久さんは「デジタルは、いわば印刷物。色の深みも階調も銀塩写真にはかなわない」と、フィルムカメラの芸術性、優秀性を強調する。日本カラーラボ協会専務理事の尾花経久さんも「引き伸ばした時の画像はポジフィルムの独壇場」と胸を張る。

十年以上前に祖父の遺影を作る際に使った写真が非常に小さな写り具合で、「引き伸ばしたら粗くなるんだろうなぁ」と思っていたら、出来上がりはまるで最初からポートレート用に撮影したかのような綺麗さで、大層吃驚した記憶が有ります。
今のデジタル複写技術というのは本当に大したもので、それこそ古い一枚の写真から大き目の絵画を復元する事さえ可能のようですが、それは「ただ綺麗に複写出来る」というだけのお話な訳で。
正直、「表現力」という意味ではデジタルカメラフィルムカメラを追い越す日は無いのでは、と思います。それでも、フィルムカメラ業界の縮小は続いていくのですから、何とも世知辛いものですが。