たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

「ひぐらしのなく頃に解」

という事で、「目明し編」を終えました。
以下ネタバレ感想↓


今回は「綿流し編」の裏(もしくはパラレル)話だったんですね。全く違った話を期待していたので、そういった意味では不満かも。ま、前半部で悟史関連の話がやっと明かされた(?)ので、新鮮さはありましたが。

で、肝心の「種明かし」部分ですが、途中までは「双子ネタはもう聞き飽きた!」とか思ってたんですが、「入れ替わり」だけじゃなく幼少時の「入れ替え」が行われていた、というのは想像の範疇を超えていましたわ。「双子入れ替わり」説のネックだったのは、終盤における魅音・詩音の互いの呼び方だったと思うのですが、はあなるほど、という感じ。同じようなトリックのミステリを読んだ事がありながら、そこまで思考が進みませんでしたわ(恥)。

さて、残された(というか増えた)謎は、一連の事件に薗崎本家はどこまで絡んでいたのかという謎と、梨花の豹変と所持していた注射器の謎。
クリア後のTIPSから推測されるお魎の本当の人柄を見るに、「園崎本家が全ての黒幕」説は否定できそうです。つまり、魅音が主張していたように、「鬼隠し」や「祟り殺し」は薗崎本家の主導で行われたものではなかった、と(もちろん、部分的には絡んでいたんでしょうが)。お魎や魅音も、一連の「祟り」に胡散臭さを感じていはいたものの、殺されたり消えたりしたのが「村の敵」ばかりだったので、園崎本家の体面上その犯人を捜索・糾弾するようなことが難しかったのではないか。
ただ、詩音が感じた村の古老達が持つ狂信的な思想を考えれば、「誰かが過剰に気を利かせてしまった」可能性も無きにしも非ず。
で、梨花の豹変と注射器の謎ですが、豹変の方はどうしてもオカルトな想像を掻き立てられてしまうので放っておくとして、注射器の方は麻酔薬とかその類だったんじゃないかな、と。園崎姉妹の入れ替わりを察した梨花が、まず詩音(魅音)を無力化して魅音(詩音)を救出しようとしたのではないか。「綿流し編」で、圭一に祭具殿への侵入を告白された辺りの台詞も、圭一を安心させるための方便というよりも、直前の魅音になりすました詩音とのやり取りで全てを察していたからじゃないか、と。

追記:ちなみに、私の持論としては「直接のトリックに絡んでいなければオカルト要素は肯定する」なので、梨花の変貌振りに関してはやはりそっち方面しか浮かびません。つーか、むしろそっちの方が納得出来るし。

とりあえず、ここまで。