ユーザー置き去りの著作権攻防戦

音楽配信メモさんで拾った記事。

CDプレイヤー破壊兵器「CCCD」。拡大解釈が進む著作権。置いていかれるばかりの消費者。企業の食い物にされて潰されていくアーティスト……。そういった日本の音楽業界が抱える病巣を良くまとめてある記事。朝日の割には良い事を書く！*1
自らの企業努力の欠如を棚に上げ、規制ばかりを強め音楽の文化的拡大を阻害し、JASRACと結託して消費者からは「著作物使用料」の名目で金をむしり取り、アーティストからは「手数料・プロモート料」と称して中間搾取をする。それが日本の音楽業界の正体だ。
iTunes Music Storeの例のように、コピー規制をあえて緩くする事によって違法コピーに打ち勝つ場合だってある*2。もちろん、それがそのまま日本市場で成功を収めるとは限らない。だが、果たして規制ばかりが強化される社会で、文化は自由な発展を維持し続けられるのだろうか？　
文化発展に寄与した人間の権利を保護するための著作権法が、文化という母体を滅ぼす要因になるのならば、それ以上のお笑い種は無いだろう。

*1:元々朝日は左寄りだし、この記事は「ASAHIパソコン」が元

*2:参考：http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0428/high37.htm