たこわさ

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夏目友人帳 伍 第十話「塔子と滋」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

とある些細な出来事が、塔子を過去の記憶へと誘う。それはまだ夏目が藤原家にやってくる前の事――。

感想

塔子さんがヒロインである、という本作ファンの共通認識を補強するような名エピソードだった。
滋と塔子、二人だけの穏やかな時間は何ものにも代えがたいものだっただろうが、それだけに失ってしまった時の事を考えると消えてしまいたくなる……そんな塔子の気持ちを救ったのが夏目なのだから、それは溺愛してしまうだろう(笑)。
滋は、過去の出来事から夏目が「視えないもの」を見る事が出来るのだとどこか察している節があるが、塔子もまた別の理由から、夏目に違う世界が見えているのだと理解し始めているように見受けられる。それでも、あえて夏目の能力に触れないのは、本当の意味での信頼や愛情を三人が育みつつあるからなのだろう。
過去のエピソードを塔子視点で振り返ったシーンも有り、シリーズファンへのサービスも満点だった。