たこわさ

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ドリフターズ 05「愛をとりもどせ」感想

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今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

エルフの村に押し寄せた兵達を待っていたのは、無人の家々と糞が投げ込まれ使えなくなった井戸だった。兵達はエルフが村を捨てたのだと判断したが、その実、エルフ達は近隣の森に隠れ潜み、豊久・信長・与一の指導のもと戦力を整えていた――。

感想

サブタイトルに往年のアニソン名が続いているのには何か意味があるんだろうか(笑)。

全編、血と糞まみれの何とも汚らしい糞アニメ振りだったが、今回信長が使った戦法は戦国の世では比較的ポピュラーなもの。与一が義経と重ねて嫌悪感を表していたが、与一の時代、戦は武将同士が名乗りを上げての一騎打ちがメインであり、その慣例を奇襲や騙し討などで破壊したのが義経だった為。ある意味、江戸時代に至るまで連綿と続いた「汚い戦」を生み出したのは義経だったとも言えるかもしれない。

戦場では容赦しないが、(一兵卒ならば)武器を捨て投降の意志を示せば殺さない――豊久の意外な信条が垣間見えたが、ところがどっこい敵兵士達は犬畜生であった。豊久の信条が薩摩武士特有のものなのか彼自身のものなのかは不明だが、少なくとも彼の考える「もののふ」はこの世界の兵士には当てはまらず、今後信長の残虐な手法に対しても積極的に取り入れていくことになるのではないかと、少々暗い気持ちにもなってしまう。

とは言え、織田やら武田やらは所謂「乱取り」を禁止していたはずなので、信長は「理性的な残虐」であり、帝国の兵士達の畜生振りともまた違うのだが。