たこわさ

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うたわれるもの 偽りの仮面 第二十三話「脱出」感想

うたわれるもの 偽りの仮面 ゲーム&アニメ オリジナルサウンドトラック

うたわれるもの 偽りの仮面 ゲーム&アニメ オリジナルサウンドトラック

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

無事にオシュトルとアンジュを助け出したハク達だったが、船で脱出する直前の大量の兵に囲まれてしまう。その場はヤクトワルトが殿を務める事で逃れる事が出来たが、一同は二組に分断されてしまう。同じ頃、一部の八柱将はオシュトルが逃げた事でかえって遠慮する必要が無くなったと、生死を問わず彼の身柄を確保する事を決定。より多くの兵が投入される中、会議の場に居合わせていたルルティエとアトゥイはある決意を固めつつあった――。

感想

それぞれに見せ場を作る為か、少々間延びした印象を受けた。ある程度は仕方ない事なのだろうが、逃亡という緊張感のある展開に水を差したように感じてしまった。特にルルティエの葛藤についてはもやもやさせられたが、つまりは彼女があんなグダグダになるまで悩むほどにハクの自分への気遣いを大切にしていた事の表れなのだろう、と納得する事にした。ただ、そういった好意的解釈を除いてしまうと、終始毅然とした態度を取り続けたアトゥイとの差が如実に表れてしまって何とも不遇な扱いにも思えるのだが……。
命の危機に瀕してクオンが(無意識に)見せた謎の力については、前作を知っているかそうでないかで受け止め方が全く変わってくる所だろうと思う。私的には、今まで徒手空拳を貫いてきた彼女が苦無状の武器を使っている辺りの描写でクオンの「余裕のなさ」を表しておいて、その上であのシーンが来たので中々に「見せる」展開だと感心したのだが、前作知識が無いと突然の「イヤボーン」に唖然としてしまうのではないかとも。
しかし、今回の描写でライコウが最も怪しくなってきた感がある。アンジュの命を最早何とも思っていないかのような発言が目立ったが……。