たこわさ

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蒼穹のファフナー EXODUS 第4話「継承者たち」感想

シリーズ全話視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

ファフナーのコア不足の解消、そして全人類に迫りつつある危機への警戒として、新たな世代のパイロット達が招集された。高い適正とそれぞれ固有の才能を持つ彼らは次世代の戦力として有望であり、本人達の士気も高いが、その一方で大人達はまた子供達に戦いを担わせてしまうという事実の前に苦悩を隠せなかった――。

感想

御門零央、鏑木彗、水鏡美三香の三人がパイロットとして選抜。はしゃいだり色恋沙汰に夢中だったりと、年相応の少年少女らしさを見せる彼らでしたが、外の世界ではむしろフェストゥムとの戦いが激化する傾向にあるわけで、芹達前世代が全員生還しているからと言って楽観は出来ないのが彼らを取り巻く残酷な状況。もちろん、彼らは彼らなりに苦悩を抱えている訳で、あのはしゃぎっぷりは未知の恐怖への反動ともとれる訳ですが……実際、彗などは5年前のL計画で姉が戦死していて、そのせいで母親の愛を失っているような描写がありましたから、おそらくその苦悩は余人には計り知れないものなのでしょう。
しかしながら、ただの空元気で明るく振る舞っているのかと言えば決してそうではなく、カノン達年の近い先輩が自分達を温かく見守ってくれている事を実感しているからこそ、彼らも笑顔で返している節もあるのでしょうね。だから、一騎の言葉は(最後のさえなければ)非常に的を射たそれだった訳で。……しかし咲良さん、あの場面で天然な一騎に激励の言葉を任せるのはそもそも人選ミスでは?w
周囲の状況の変化によって、西尾姉弟の行く道も分かれつつあるようで。里奈は劇場版の頃から弟に対して厳しい態度を取っていましたが、あれはやっぱりブラコンが過ぎて厳しくしていただけなんですな……。弟がウジウジ引きこもっていても怒るし、自立しようとしても怒るというなんともめんどくさいツンデレ姉ですが、もしかすると一割位は「あんただけ遠見先輩の近くで働きたいなんて許せん!」という嫉妬心もあるのかも?*1

あと気になったのは、真壁司令が遠見先生の事を「千鶴さん」呼ばわりしていた所! ずっと「遠見先生」だったのに! オヤジ遂にデレる時が来たのかい!? ミツヒロとは別の意味で真矢ちゃんに弟(か妹)が出来ちゃうのかい!?(ぉ

*1:とはいえ、劇場版以降の里奈には真矢へのちょっと度を過ぎた憧憬の念は見受けられない(むしろ暉が真矢に夢中な事に腹を立ててた始末)ので、その線はかなり低いが。