たこわさ

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Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #02「開幕の刻」感想

原作プレイ済み。ディーン版及びFate/Zero視聴済み。
(以下ネタバレ)
凛の話により自分が「聖杯戦争」と呼ばれる魔術儀式に巻き込まれた事を知った士郎。しかし、いまいち現状を把握し切れていない士郎を、凜は聖杯戦争の監視役であり凜の兄弟子である言峰神父のもとへ誘う。言峰から聖杯戦争が7人のマスターとそのサーバントが殺し合いたった一人が万能の願望器・聖杯に辿り着けるシステムである事、そして士郎が巻き込まれた10年前の大災害も聖杯戦争によるものだという事を聞かされ、士郎は聖杯戦争への参戦を決意する。言峰の教会からの帰路、敵同士となってしまった凛が士郎達に別れを告げようとしたその時、彼らの前に巨大なサーバント・バーサーカーとそのマスターが姿を現した――。

Fate/Zeroを視聴済みの方は、セイバーと言峰の発言にいちいち反応してしまったのではないかと思いますが、恐らく一番激しい反応、というか笑いを禁じ得なかったのは士郎に聖杯戦争を解説する最中、いきなり言峰がグルグルと士郎の周りを回り始めた件なのではないかと思います(笑)。なんですかね、あのグルグルには催眠効果でもあるんでしょうか?

しかし、今回は殆ど動きがないエピソードにも拘らず、それほど退屈しませんでした。凛と言峰の長回しはともすると眠気さえ誘うそれになってしまいますが、適度に静と動を繰り返す構成だったので、ほどよく緩急がついていた印象。特に、凛がまるで我が家にでもいるかのような自然な動作で士郎宅でお茶のおかわりを入れている姿とか、上記にもあげた言峰のグルグルだとか、静かな絵が続いた後でああいうちょっとギャグっぽい動きをされると一気に目が覚めますなw
私的に一番好きだったのは、士郎に「お前みたいな奴は好きだ」と言われた時の凜の反応。なんですかそのファイティングポーズ。むっちゃくちゃ可愛いんですけどw
あとは、教会の屋根で見張りをするアーチャーと門の前で待機するセイバーの視線が一瞬交錯するシーンとか、お互いに全く別の感情がこもっている雰囲気が出ていていい感じ。
さてさて、そんな溜め&解説回のトリを飾るのはFate回の誇る反則キャラその1・バーサーカー! 次回は今回とは打って変わって激しいバトル中心になりそうですが、バーサーカーは動きの表現が難しく、旧ディーン版では見事に爆死していましたので、若干の不安があります。でかいキャラクターはそれだけで動きが鈍重に見えてしまいがちですが、UFOさんの超常作画はどのようにその辺りを処理してくるのか……。

そしてイリヤの怖可愛さが歴代随一でした! プリズマイリヤのイメージが被ってしまうんじゃないかと心配していましたが、見事に上書きしてくれました。声優さんの抑え目の演技もグッド。ああ、でもUBWルートはFate/Zeroのあとにやるにはイリヤ的にちょっと酷なエピソードかも、などと思ったりもするのですが、もしかするとその辺りの展開は変わってくるのかもしれませんので、ちょっとだけ期待。まあ、十中八九ないでしょうが(ぉ


今回、少々気になったのは、セイバーが雨合羽着せられてた理由と、言峰の言っていた「前回最初に聖杯に触れたマスター」が誰だったのか、という件がカットされていた事。まあ、もしかすると微妙にディーン版と被らないように編集しているのかもしれませんが、恐らくはBlu-rayにのみ収録される部分とかでフォローされているのでしょうかね? Fate/Zeroの時のように。もしくは次回以降、会話の中で自然と紹介されるとか。

believe(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

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