たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

東京喰種トーキョーグール 第2話「孵化」感想

原作未読。
(以下、ネタバレ)
喰種・トーカに救われた金木だったが、自分が喰種になった事実を認められなかった。錯乱した金木の言動に苛立つトーカだったが、そこにトーカのバイト先の喫茶店「あんていく」の店主・芳村が表れ金木を保護する。芳村から恐らくは人肉が入っているだろう包みを受け取った金木だったが、食人を受け入れられず、空腹を抱えたまま大学に向かってしまう。大学では親友・ヒデが金木を温かく迎えてくれたが、彼の紹介で出会った先輩・西尾は先日彼に襲い掛かった喰種・ニシキその人であり――。

喰種が人間に紛れて生活しており、身近な人間がいつ彼らの餌食になるか分からないという、日常の危うい裏側を知ってしまった金木。人間と喰種の狭間で葛藤する自分自身という問題のほかに、彼はそういった社会の裏表でも悩む事になりそうですね。
ただ、そういった事情を知ったからこそ、今回ヒデを守る事が出来たのも事実。大切な人間を守るためには自ら人外の力を振るわなければならない、という何とも皮肉めいた状況ではありますが……。

今回、金木の事を温かく見守ってくれた芳村ですが、彼らのコミュニティが人肉をどうやって入手しているかなど、いくつかの不明点が解消されない限り本当の意味で信用に値する人物とは言えないかもしれません。逆に、どうやら金木の身に起こっている変化を察しているらしいヒデの存在は、金木にとって真実信じられる唯一の存在になるのかも。
金木の言動に対し喰種として生まれてしまった悲哀をぶつけてきたトーカも、裏表のない人物という意味において、信頼できる存在になっていくのかもしれません。

東京喰種トーキョーグール 【Blu-ray】 vol.1 「特製CD同梱」

東京喰種トーキョーグール 【Blu-ray】 vol.1 「特製CD同梱」