白銀の意志アルジェヴォルン　02「目覚め」感想

XEBEC制作ということで私的には期待大ですが、さて。
（以下、ネタバレ）

トキムネの命令違反の結果、謎のトレイルクリーガー・アルジェヴォルンと技術者であるジェイミーを接収する事になった独立第八部隊だったが、それと引き換えに敵の只中を進軍せざるを得ない状況に陥ってしまう。しかもアルジェヴォルンはパイロットとして登録されたトキムネ以外には動かすことが出来ない。初陣を経験したばかりのトキムネは、自らに課せられた重圧と思い通りに動かないアルジェヴォルンとに苦しめられるが――。

第一話から感じていた事ですが、本作色々とたどたどしいというか、話の流れがあまりスムーズでない印象が強いんですよね。それは恐らく、トキムネとジェイミー、図らずも重要な任務を帯びることになってしまったルーキー二人が、揃って全く頼りにならないし、基本的にテンパって相手に文句を言う事しかしていないからだと思うのですが、今回少しだけ壁を乗り越えたかに見えるジェイミーに対し、トキムネは相変わらず成長の跡が見えないというか。最後には結局逃げ出してしまっているし*1。

十全ではない状態で敵の勢力下を抜けるという、初代ガンダムから続くロボット戦争アニメの王道ともいえる展開だけに、よっぽど視聴者の目をくぎ付けにする要素がない限りは、容易に特筆すべきところのない凡作になりえてしまう訳で。次回以降ブレイクスルーがあることに期待。

ちなみに、ジェイミーが眼鏡をかけたりかけなかったりする設定は一部の好事家に評判良い事でしょうから、グッジョブと言わざるを得ない(何