たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

「日本の財産」が「売国奴」に盗まれている

http://www.east.jdmia.or.jp/guideline/
数年前から新聞やニュース報道などもしているので、ご存知の方も多いかもしれません。
金型の技術というのは、日本が世界に誇れる物の一つでありますが、それらの設計・製造を行っている多くの企業は中小企業であったりします。つまり、その殆んどが大企業との取引によって日々の利益を上げられている立場。
その「お得意様」というよりは「上様」的な存在である大企業が、メンテナンスあるいは共同開発の名目で金型の図面を要求してくれば、中小側はおいそれと断れず、図面を貸し出さざるを得ないわけです。ほとんど強制と同じです。
その結果何が起こるかというと、図面を得た大企業は、製作元の中小に無断で海外の(低賃金の)下請工場にその図面を渡してしまうのです。もちろん、製作元に仕事が来る事は二度とありません。そればかりか、財産である金型は既に海外でコピーされてしまっていますから、立ち直る事すら難しい状況に陥ってしまいます。
「物づくり」の技術というのは、言ってみれば国家の基盤の一部です。そういった基盤を蔑ろして、私腹を肥やす大企業連中。
こういう連中を「売国奴」と呼ぶのでしょう。