たこわさ

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東京喰種:re 第5話「散りゆく夜 Press」感想

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今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

CCGの突入により、オークション会場は捜査官と喰種による乱戦模様となっていた。
カナエに追われる六月は重症を負いながらも、クインクス特有の治癒力の高さが幸いしたのか、傷も塞がり何とか抵抗を見せ始めていた。
しかし、覚悟も実力も足りない六月と、月山への忠誠心に燃えるカナエとでは戦力差は歴然。六月は再び追い詰められていくが、そこに佐々木達クインクス班が駆け付け、事なきを得る。

一方、戦線は一見するとCCG有利に進みつつあり、このまま掃討は成功するかに思われた。だが、正体不明の「隻眼の喰種」オウルが現れ、その圧倒的な戦闘能力と残忍さとで、捜査員を次々に殺害・捕食していく。
そしてオウルに襲われた捜査官の一人が、その顔に見覚えがあることに気付く。それは、かつてアカデミーでも講師として招かれた事のあるCCGの若手捜査官・滝沢その人で――。

感想

戦闘シーンに迫力がない為に損をしているな、と感じる部分が多かったのは前回同様か。
とは言え、原作のあの外連味溢れる戦闘をアニメでやるのは中々に難しいとも思われるので、スタッフの苦労が忍ばれる、とも言えるが。

滝沢に関しては……前回も書いたとおり、本当に見ていて辛い。
彼が密かに想いを寄せていたライバルであるアキラも直ぐ側で戦っているわけで……なんとも残酷過ぎる仕打ちだろう。

さて、今回原作既読者にとっては「あ、あそこの伏線わかりやすくなってる」という部分があったかと思う。
週刊連載を追っていた方ならば余計に見落としがちだったであろう、六月に関するある伏線なのだが……もしかすると、アニメ組でも勘の良い方は気付いたかも知れない。
今回のアニメでその伏線が回収されるエピソードまでフォローされるのかは不明だが、製作側がきちんと原作を丁寧に読み解いている事が分かる一幕だった。*1


冷たいフリをしながらも、ナキを助けに行ってしまったアヤトの世話焼き人振りが今回のツボ。

*1:とは言え、某捜査官のシリアスギャグ振りについては、もっと原作準拠でやってほしかった、と思わなくもないが。