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グランクレスト戦記 第7話「白亜の公子」感想

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今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

連合の君主会議に向かう道すがら、次々と戦果を上げていくヴィラールの軍勢。
そんな中、テオはフォービス国の攻略を任されることになった。

フォービスの君主ラドヴァンは義理堅く、民からも慕われているひとかどの人物だった。降伏勧告をしても、容易には受け入れないことが予想された。
テオは一人ラドヴァンのもとへと赴き、説得を試みることにするが――。

感想

主人公が力押しや卑劣な作戦、チート能力以外で活躍する作品というものは、やはり観ていて嫌味がないように思える。
テオは理想主義者ではあるが、決して「実」を軽んじたりはしない。だからこそ多くの人が彼に期待する。信念しか無い人間には、どだい無理な芸当だろう。

久々登場のアレクシスは、第一話で見せた気弱そうな雰囲気とは裏腹に、君主としてはまずまず一流と呼べる視点を持っているように見受けられた。
あれだけ周囲に慕われているという事は、人が良いというだけではなく君主としての素質にも恵まれているのだろう。
とは言え、心底戦嫌いであり、荒事に向いていないことは明らか。この群雄割拠の世界の中で、覇権をとなえるには力不足であり、自身でもそれを理解しているらしい。

だからこそ、気高い信念を持ちつつも現実を直視でき、困難を打破することを諦めない、テオという若い力に憧れに近い思いを抱いているのだろう。

さて、暗殺者達はテオの宿敵であるロッシーニの放ったもの、とのこと。
知らなかったとは言え、公子であるアレクシスを巻き添えにしてしまったことで、ロッシーニの権威は地に落ちた。
まさに棚からぼたもち。もしかすると、テオの最強の武器はこのような強運なのかもしれない(笑)。

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