ダーリン・イン・ザ・フランキス 第1話「独りとヒトリ」感想
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
荒廃した未来。男女一組で操縦する特殊なロボット「フランクス」の操縦者(パラサイト)候補生だったヒロは、落第の憂き目にあっていた。
パートナーを道連れに未来が閉ざされてしまった事で沈むヒロ。
だが、そんな彼の前に頭に二本の角が生えたエリートパイロットの少女・ゼロツーが現れ、事態は思わぬ方向へと進んでいくことに――。
感想
よくある設定の特に目新しさを感じないロボットアニメだが……その手の作品が名作に化けてきた過去の例も知っているので、まずは温かい目で見守っていきたいと思う。
むしろ斬新さだけを求めたロボットアニメは惨憺たる結果になることが多いので、余計に(苦笑)。
さて、その世界設定については、よくある「作られた子供達」の物語であるように見受けられる。
謎の敵「叫竜」についても、ただ単に人類の敵という訳ではなさそうだが……ゼロツーが「混血」という事が第一話にして明示されたので、その点を引っ張るわざとらしい構成にはならないと期待してよいのだろうか。
ゼロツーがミステリアスで蠱惑的な中にも、どこか爬虫類めいた冷たさを備えていて、戸松遥嬢のクールボイスも相まって中々に魅力的に仕上がっている印象。
ヒロはいきなりウジウジ君になっていたが、後半の言動や周囲の反応を見るに、本来はリーダーシップに溢れた熱い少年のようなので、今後の活躍に期待。
ロボットデザインは……正直、「女性的なシルエット」のロボットは好きだが「女性的なロボット」は好きではないので*1、観ていて辛いものがあった。
だが、アクションは如何にもTRIGGERらしい変態的な作画だったので十分に期待が持てそうだ。
逆に、人物作画は「Fate/Apocrypha」にも通じる「ダメな時のA1-Pictures」感があり、少々不安が募る。
- 作者: 矢吹 健太朗,Code:000
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: コミック
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*1:この辺りの微妙な違いはちょっと他人には説明しにくいのでご容赦を。