たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ID-0 DIG 11「無垢軌道 INNOCENT ORBIT」感想

【Amazon.co.jp限定】 ID-0 Blu-ray BOX 特装限定版 (ラジオ風CD付)

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

アダムスに撃たれ倒れたイド。アダムスはそのままアリスを連れ去ってしまう。リック達が駆け付けた事で、何とかイドの命を繋ぐことが出来た。
その頃、地球圏ではラジーブと人類との戦いが始まろうとしていた。ケイン・アリスガワの記憶からラジーブへの対抗策を見付け、アダムスは自信満々で事に当たろうとするが、イドの話では彼の作戦には致命的な欠陥があるらしく――。

感想

クローン体とは言え、「自分の体」を躊躇いなく捨てられるイドの、あまりにもヒロイックな言動にマヤにつられてもらい泣きしそうになってしまった。「マヤがそう呼んでくれるから自分は『イド』」――シチュエーションが異なれば愛のささやきにもなったであろうその言葉も、マヤにとっては悲壮なそれだっただろう。

アダムスは何とも見事な小物振りを見せ付けてくれた……が、もし彼がケインへの執着を持っていなかったら――そしてほんの僅かの謙虚さを持ち合わせていたら、彼こそが人類の救世主になっていたかもしれない、と考えると何とも悲しいものがある。