たこわさ

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月がきれい 10「斜陽」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ含む)

あらすじ

茜の「引っ越すかもしれない」という言葉に、動揺を隠せない小太郎。お互いの気持ちが変わらない事を確認し合う二人だったが、不安な気持ちが有ることには変わりない。小太郎は、通学に恐ろしい時間がかかる事を分かった上で、茜と同じ高校を受験しようと真剣に考え始める。
そんな中、川越祭りが始まった。陸上部の面々と祭りに来ていた茜は、山車の上で堂々たる舞を披露する小太郎に思わず見惚れてしまう。だが、山車行列が一段落し、茜に会おうと抜け出した小太郎が目にしたのは、何やら真剣な表情で話し合う茜と比良の姿で――。

感想

男らしい姿をたくさん見せてきた小太郎も、やはり年相応に未熟な部分があり、今回はそれを茜の側が優しく包み込んでくれた……といった所か。
なんだかんだ言いながらも、茜と同じ学校を受験することを、「なんとなく」ではなく現実的な目的として捉えていた小太郎の勝利、とも言えるかもしれない。
一方で、比良はどうにも男を下げたようにも思えてしまう。自分はスッキリするかもしれないが、気持ちをぶつけられた方、それを傍で見ていた方には中々の精神的ダメージがある、という事をまだ彼は知らないのだろう……。

しかし、ここに来て二人の間に葛藤はあれど、その絆はむしろ揺るぎないものになった……という事は、この物語は完全無欠のハッピーエンドで終わるのだろうか? 最終回にいきなりどんでん返しで切ない展開になったら、不評は避けられないようにも思えるが。