たこわさ

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クロムクロ 第二十話「飛んで火に入る虎の口」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

剣之介とムエッタが所長達の助けを借りクロムクロを奪取したその頃、由希奈はエフィドルグの基地内を彷徨っていた。孤立無援の状態で弱気になる由希奈だったが、剣之介との約束を思い出し奮起、自力で脱出できないかと基地の中を探索し始める。
更に同じ頃、ソフィーは「鬼」のゼルから彼とエフィドルグの正体、そして因縁について明かされ――。

感想

由希奈は普段ヘタレな分、窮地に立った時の爆発力が凄まじく、前回は「囚われのヒロイン」ポジションであると感じたが実際には彼女もソフィーと同じく「行動するヒロイン」なのだと認識を改めた。
特訓エピソードが伏線となっていた点には思わずニヤリとしたが、由希奈が思い切り「嫌な事」扱いしていて、(自業自得とは言え)トムが少々気の毒になった(笑)
しかし、いくら「特訓」をしていたからといって、ミラーサ相手に剣戟を繰り広げられる由希奈の姿には流石に失笑してしまった。ミラーサ、どれだけ弱いんだろう、と。格上であるはずのムエッタ(と思い込んでいる相手)に手を抜く理由も見当たらなので、彼女のあの弱さについては何かしら理由があるのかもしれない。
まあ、ムエッタの肉体が再生途中だった事とレフィルの台詞である程度の予想は付くが……それにしてもあの絵面は半端なグロ画像よりも生理的嫌悪感を抱かせるものだった。

どうやらムエッタは完全に味方ポジションになりつつあるようだが、そうすると彼女が研究所職員を殺害してしまっている件がどうしても気になってくる。異邦人とは言え「殺人者」がすんなりと受け入れられるとは思えないが……。