たこわさ

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逆転裁判 第11話「逆転、そしてサヨナラ 4th Trial」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作ゲームはプレイ済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

成歩堂が事件の真犯人として告発した意外な人物――それはボード屋のオヤジだった。そして成歩堂の指摘を裏付けるかのようにオヤジが逃亡。審理は一時延期となる。審理再開までの間に少しでも多くの証拠を集めようと奔走する成歩堂は、DL6号事件について語ってもらうべく、星影弁護士にも協力を仰ぐが――。

感想

この「逆転裁判」というシリーズは、基本的に「起こってしまった悲劇の後始末」がメインとなるので、通常のミステリ作品と同じく救われない人間はとことん救われない。オヤジこと灰根についても、今更DL6号事件の「真犯人」が名乗り出た所で全く救われない訳で、その点は全年齢向けゲーム原作とは思えないシビアなシナリオだと言える。
アニメ化にあたって、このあたりの「覆しようがない辛い現実」部分を改変しなかったアニメ制作スタッフには頭が下る思い。

逆転裁判6 - 3DS

逆転裁判6 - 3DS

余談だが、原作ゲーム最新作を先日入手し、プレイし始めた。グラフィックなどは進化しているものの……肝心要のシナリオはやはり今アニメとして放映されている初代の完成度には至らず、シリーズものの難しさをかみ締めている。