たこわさ

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キズナイーバー 第7話「七分の一の痛みの、そのまた七倍の正体に触れる戦い」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

穂乃香の過去を知る為に、彼女の親友でありシャルル・ド・マッキングの片割れであるルルの家を訪れた勝平達。ルルの両親から、ルルは生まれつきの疾患で元々長くは生きられなかった事、漫画の最終話を穂乃香は手伝わずルル一人で描き上げた事を聞かされる。
穂乃香とルルの間に何があったのか? それを知る為に勝平達が選んだ方法とは――?

感想

由多がどんどん残念イケメンから本当のイケメンになりつつあり、あの「女の子走り」もなんだ格好良く見え――るのはやっぱり気のせいか。
驚くほどお人好しばかりが集まった感のあるキズナイーバーだが、実際にはそういった人材を選んだ、という所なのかもしれない。その中で穂乃香が異彩を放つのは、前回のミッションのダシにされたように彼女が「救いを必要としている少女」だったのかも、と思うのは穿ち過ぎだろうか?
また、もしキズナイーバーの人選に園崎の意志が介在しているのならば、勝平に人間的な感情を取り戻される事も実験の裏の目的の一つではないかとも思えてくる。もし園崎にそういった意図があったのだとしたら、人間性を取り戻した勝平に軽蔑された前回の件はなんとも皮肉めいているが。
変わっていく――というか「元に戻りつつある」勝平に向ける千鳥の優しいまなざしは実に美しいが……シリーズ構成氏の趣味からして、ここまで今回綺麗にまとまると、逆にこの後からは負のどんでん返しが起こる可能性もあり油断できない(苦笑

円盤二巻のジャケット絵は千鳥。勝平とお隣で良かったね、と思いつつこれもある種のトラップなんじゃないかと思い始めている自分もいる。