たこわさ

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アクティヴレイド -機動強襲室第八係- File 10「姿なき征服者」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

大規模な災害復興イベントが間近に迫る中、ミュトスはいよいよその目的を達成しようとしていた。実はロゴスの幹部「バード」であった八条は、ミュトスが目的を達するまで彼から目をそらす為に自ら警察に出頭する。八条の狙いに薄々勘付きつつあるダイハチの面々だったが、捜査を継続しようとした彼らに、上層部から思わぬ命令が下る。それはダイハチの「解散」という信じられないもので――。

感想

ようやくミュトスの素性が少しずつ明かされ始めた。正直、ロゴスの面々には魅力を感じてこなかったので、ミュトスが抱えるであろう「悲しい過去」についてはもう少し早期に視聴者に伝えるべきだったのではないかと思う。もちろん、注意深く観ていれば彼等の「子供のいたずらの延長線上にある」ような犯罪の数々が、その実狡猾かつ遠大な計画の為の布石である事は分かる事なのだが……。
突然のダイハチの解散については、花咲里のウェアラブルバイスを通したスパイ活動の結果だけが原因ではないようにも見受けられる。勤務態度こそ褒められたものではないが、少なくとも作中で描かれた事件に対しては、彼らは手を抜かず真摯に取り組み、不自由な立場であってもきちんと筋を通して活動してきたように見える。もっと政治的な、更に言えばロゴスに踊らされた何者かの愚行がそれに関与しているのではないか、とも思われるが……。
八条が陽に告白(?)した件については、何かの伏線なのか少々悩ましい所。