たこわさ

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Dimension W File.02「ルーザー」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

百合崎博士の遺言に従い不正コイルを追う決意を固めたミラはマリーに回収屋の仕事を手伝いたいと申し出る。ニューテスラによる百合崎博士の妻子殺害の証拠を握るミラを野に放つ訳にもいかず、保身の意味も含め、マリーはミラをマブチの預かりとする。
ミラの事を心底煙たがりながらも、彼女を連れて回収の仕事へと向かうマブチ。今回の仕事は、巷で噂の怪盗ルーザーが操る電波ジャックの秘密を突き止める事で――。

感想

第一話に引き続き安定して面白い。前回は非常識さや空回りな言動ばかりが目立っていたミラも、今回は非常に優秀な部分を見せてくれ、またマブチの身を真っ先に案じるなど、有能さをアピール。最も、マリーが叱責したように、殺人現場の映像記録を容易く開陳するなど、危うい部分は相変わらず残っているようだが。
ルーザーの過剰なショーマンシップや、ある種裏の課業に近い立場のはずのマブチが堂々と衆人環視の中で行動している等、解せない部分は沢山あるものの、その辺りは「ノリ」として受け入れるべきなのかもしれない。もっとも、マブチが堂々と行動し警察に対しても強気の姿勢でいるのは、回収屋の大元のバックにいるのがニューテスラであり、大概の事はアルベルトが揉み消してしまうのを知っているからなのかもしれないが。
コイルには予想通り、次元崩壊という恐るべき副作用が。不正コイルだから起こった現象ではあるのだろうが、恐らくは正規のコイルも同様の危険性を孕んでいるのだろう。その辺りが今後の物語の肝となりそうだが……マブチの落ち着いた様子、そして彼の過去の経歴から察するに、彼自身はとっくの昔にそのからくりを知っていそうな印象も。