たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

氷菓 #13「夕べには骸に」感想

原作は「氷菓」を読了、「愚者のエンドロール」を読み進め中。
(以下ネタバレ)
新OP、今回も実にいい映像だなぁと感心して観ていたら最後の最後に酷いオチが来て爆笑しました。この手の「いい映像だな」だけで終わらせない姿勢こそ京アニ魂ですな。これで顔の落書きのパターンが毎回変わったら神ですが、スタッフが死ぬかw
さて、文化祭編2話目。前回遊んでいるだけだった里志は汚名返上とばかりにクイズ大会で目立ちまくって古典部の宣伝に成功。
一方のえるは、前回より更に増えた荷物を抱えて奉太郎の元に戻って来ましたが、やはり成果なし。それでも何とか古典部の宣伝をしようと駆け回る中、知己の十文字の所属する占い研究会から一枚のタロットカードが「盗まれ」代わりに奇妙なメモと意味ありげに開かれたカンヤ祭がパンフレット置いてあった、という不可思議な事件を聞く。他方、里志も彼をやたらとライバル視する谷から、囲碁部の碁石がいくつか盗まれた、という話を振られた。――そういえば前回もどこかの誰かが「ジュースが無くなった!」と騒いでいる光景を奉太郎が目撃していますが、さて、これがどんな事件に繋がるのやら。
しかし、えるはいくら宣伝したいからといって古典部と因縁のある遠垣内の所に行くって、やっぱり例の一件で奉太郎がかけた「脅し」には気付いてなかったんですなw*1
その頃、奉太郎は一人古典部部室で店番――をしながら、えるがうっかり置いていってしまったコスプレ写真を実にキリッとした良い顔で眺めているのでありました。やはりこの男、ムッツリスケベである(だがそれがいい)。そして壊れた万年筆→服飾部の優先エントリー券(の安全ピン)→水鉄砲、とやはりわらしべ長者な展開が今回も発生。最終的には何を得るんでしょうか?
舞台は変わって漫研へ。前回からなにやら不穏な空気を漂わせていましたが、原因は河内(ナコルルのコスプレした人)でしたか。どうやら彼女が一種のトラブルメーカーというか我侭姫で、部員達を度々困らせている様子。今回もわざわざ文化祭が始まってから自分達の展示内容にケチを付け始める、というトンデモ行為を始めました。そこで他の部員がチラチラ摩耶花の方を見るっていうのは、対抗馬として頼りにされているのが半分、もう一人のトラブルメーカーと認識されているのが半分、といったところでしょうかね?
河内と摩耶花の激論が始まる中、実に自然な動作でそれを見世物にする為の垂れ幕を準備する部長の腹黒いながらも強かな態度が実に素晴らしいw
そんなこんなで、ドタバタと文化祭一日目が終了。目立った成果は里志による宣伝のみで、「氷菓」の在庫はまだ沢山。二日目は、里志の下調べ不足で急遽「お料理対決」に里志・える・摩耶花の三人で出場する事に。摩耶花は漫研でのトラブルも抱えている中ですが、果たして大丈夫なのか。
そして、奉太郎のうっかりミスから自分のコスプレ写真を見られた事に気付いたえる。誤魔化そうとするも気恥ずかしい表情しか出来ない奉太郎と、あまりの恥ずかしさに頬を真っ赤に染めるえるの姿がこれまたニヤニヤ全開ですな! もう付き合っちゃいなよYOU! という感じ(ぉ
そんなニヤニヤムードで終わるかと思いきや、摩耶花は河内相手に「名作」と啖呵をきった「夕べには骸に」という昨年のカンヤ祭で頒布されていた漫画が見つからず途方にくれ……。学校で起こっている一連の盗難事件とは無関係でしょうが、摩耶花ほどきっちりした性格の娘が大事な本を無くすとは考えにくく。これも何かの事件の前触れか……?

氷菓 限定版 第2巻 [Blu-ray]

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*1:もっとも、アニメではカットされましたが入須の口から「遠垣内は奉太郎のことを悪く思ってない」という事実が語られていたりするのですが。