機動戦士ガンダムAGE 第1話「救世主ガンダム」感想
キャラデザやメカデザに対してネガティブ印象しか持っていないガノタの感想となります
(以下ネタバレ)
第1話で世界観のおおよそが明らかにならないガンダム作品というのは、実は珍しいかも、というのが見終わっての感想。「モビルスーツ鍛冶」なんて珍妙な言葉が飛び出したので、この世界は一旦文明が後退してしまった後なのかな、とか色々と考えをめぐらしたもののまだまだ情報が少なすぎるところでしょうか。
キャラクターデザインについては端から諦めていたのですが、それでもそれなりにハードなストーリー展開に対してデフォルメ化されたキャラクター達が動き回っている光景というのは、なんというか、気持ち悪いというか……。
気持ち悪いといえば、公的に認められているアンノウン・エネミーが存在してしかも今まで一度も撃退した事が無い、という厳然たる事実があるというのに、学校の教師という有事の際には生徒達を守り導かなければならない立場の人間からして全く危機感を持っていない、という描写がとても気持ち悪く感じました。
あれって、行政側がひた隠しにした結果なのか、単にあの教師だけが無能なのか、それとも「現代日本の平和ボケを皮肉った(笑)」結果なのか、ちょっと気になる所ですね。
さて、「ガンダム」という作品特有の要素については、若干登場したものの、こちらもまだまだこれから、といったところですかね。ちなみに、ガンダムという作品の重要なファクターを思いつく限り羅列してみると以下のような感じでしょうか。
- 親子(父と子)
- 宇宙と地上の対立。もしくは格差からの争い
- 人類の革新
- 次々に登場する新型メカ
- 渋い職業軍人のオッサン
- 仮面のライバル
- 親しいもの同士が心ならずも争いあう光景
- 戦争というものの愚かさ
- 勧善懲悪ではないそれぞれの立場
- ハロ(ぉ
「何をもって『ガンダム』とするか」なんて論議はそれこそ「ガンダム」という作品を腐らせるただの呪いだと思いますが、それでも本作が先人達の作り上げた「ガンダム」というブランドを傷つけることなくそれでいて独自性を持ったものとなるよう記念しつつ、生暖かく見守りたいと思います。
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