たこわさ

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山口の母子殺害事件、最高裁が二審破棄

http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1G2003V%2020062006&g=K1&d=20060620
無期懲役は不当、死刑が相当」という判断での高裁への差し戻し。これで、死刑の可能性が高まった訳ですが、これからまた長い審議入ってしまう事を考えると、最高裁で直接言い渡してもらいたかった気もします。
しかしながら、長らく形式的な「更正の可能性」や「反省の念」を理由とした死刑回避の判決に涙を呑んできた凶悪犯罪の被害者遺族の方々にとっては、大いなる福音となったのではないでしょうか?
私的に注目したいのは、弁護側が主張した「計画性のなさ」を、最高裁が「強姦を目的として計画した犯罪の過程での殺人であるため、酌量すべき点ではない」という判断を示した事でしょうか。計画性があろうがなかろうが、明確な殺意や目的を持って殺人を犯したのならば、同様の刑罰を与えるべきだと、私なんかは思ってしまう訳で*1

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*1:酌量の余地を度外視しない場合のお話ですが。