ホリエモンの体現した「アンチ・マスメディア」
http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20060129
「おとなり日記」を覗いていて出会ったテキスト。
確かに、ニッポン放送買収問題の時にホリエモンを擁護していた方の多くは、「マスメディアという既得権益=巨悪」と認識している傾向が強かったですね。対立軸、つまり対等の立場にあるものの品位が低ければ低いほど、マスメディアに対する「ざまあみろ」感が強くなる。なるほど、説得力のあるお話です。
まあ、マスメディアという既得権益に害悪的な側面があるのは確かですが、それ全体が「悪」という訳ではないんですよね。むしろ、良い側面も沢山持っている。しかしながら問題は、マスメディア自体が積極的に負の側面ばかり消費者に見せてきたことにあるわけで。
そう考えると、「抵抗勢力としてのマスメディア」というイメージがなくならない限り、ホリエモンのようにマスメディアの権威に楯突いてヒーロー?になるという人物はこれからも出てくるかも。そして、そういう人物をマスメディアが視聴率が取れる限りもてはやすってのも、考えてみれば面白いというか滑稽な構造なんだと思う。
まっこと、激しく同意でございます。