たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

フルーツバスケット(19)

フルーツバスケット (19) (花とゆめCOMICS (2884))

フルーツバスケット (19) (花とゆめCOMICS (2884))

今回の表紙はトブナベくん。裏表紙に吹いた罠(以下ネタバレ)。
前巻は環境がガラッと変わるお話続きでしたが、今回は少しずつキャラクター達の意識が変わっていくお話が続き、まったりしながらも「ああ終わりが近いんだなぁ」と感じさせられます。
そんな中でも、中身は変わらないけれども外見はガラリと変わった紅葉が、また地道に一生懸命に頑張っていて微笑ましいやら何やら。作者さんも度々語ってますけど、この漫画のキャラクターの中で一番大人で一番現状を変えようと奮闘しているのが紅葉なんですなぁ。
自分の透への想いが"Like"ではなく"Love"である事を自覚しながらも、「透の一番の幸せ」を第一に考えて、夾にハッパをかける姿は涙さえさそいます(と言ったら誉めすぎか)。
で、結構引っ張っていた透と翔の過去の関りについては、まあ予想通りというかなんというか、「ここまで持ち上げておいて落とさないよなぁ」とは思ってましたが、お互いに軋轢も無く「和解」出来て良かったというか。
とまあ、色々と見所はあった訳ですが、個人的に一番印象に残っているのが「エロオヤジ化した夾とそれを遠くでキャッチする花ちゃん」であるという事は秘密という事で。