たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

音楽配信はアクティブユーザー間でも進まず

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050712/yano.htm
中々興味深い記事でございます。
日本の音楽ネット配信の敷居が高いのは、言わずもがな大手レコード会社や某・著作権管理団体の影響による所が大きく、単価・コピー制御の点で著しく消費者にとって不便な仕組みを半ば強制されているのが現状のようで。
また、

 また、利用環境調査では、一年前と比較して「増加した」項目として、パソコンで楽曲を管理/編集、自宅で音楽を聴く時間、電車や車で音楽を聞く時間、BGMとして音楽を聞く時間、などが挙げられている。一方、「減少した」項目は、テレビの音楽番組視聴、CD購入、レンタルCDの利用頻度など。

という傾向も見られ、大手レコード会社や某・著作権管理団体が売り上げの減少の理由を、ネットによる違法ダウンロードに限定して主張している事の馬鹿馬鹿しさを際立てますな。

音楽業界全体の売り上げが落ちてきているのは、携帯なりネットなりゲームなりの娯楽とシェアを分け合うようになった(娯楽の多様化の)結果であり、また安易な「売れやすい」アーティストばかりを量産し続けてきた業界の怠慢のせいでもあり、そして権利ばかりを主張して消費者を置いてけぼりにした著作権管理団体の傲慢のせいでもあるでしょう。

ホント、脳みその腐った連中のせいで、ユーザーの利便性や後ろ楯を持たないアーティストのヒットへのチャンス*1が向上して無いと思うと……。

*1:CDを相当数プレスするにはそれなりに後ろ楯が必要、という意味