山口村越県合併問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/yamaguchi/
http://www.nagano-np.co.jp/minikikaku/yamaguti.html
島崎藤村の出生地・長野県山口村が、岐阜県中津川市と県境を越えて合併しようとしているこの問題。長野県の文化的名所が失われる事もさることながら、当初合併を支持する発言をしていた田中知事が、現在は合併に反対の意思を示し、県議会の議決も突っぱねていることから、結構な騒ぎになっている模様。
上記リンク先の記事をざっと斜め読みしてみると、「村民も合併に賛成であり、知事と一部の反対派が民意を無視し続けている」という風に読めてしまうんですが、先日私がラジオで聴いた反対派の方*1の話は、それとは全く異なりました。
（運転中に聴いていたのでうろ覚えなのですが）曰く、住民の意思を問う「意向調査」は記名アンケートも同然だったとか。曰く、村長以下合併推進派は土建屋だとか村の実力者だとかが多く、そういった人々の圧力があったのではないか、とか。曰く、田中知事が一転して合併反対を表明したのは、そういった利権関係の匂いを感じ取ったからだ、とか。曰く、議員の殆んどが合併に賛成しているが、実際に山口村の合併について真剣に議論した事は無く、ただ単に田中知事が反対を表明しているからその逆を行っただけだ、とか。
視点の違い、と言うには少々マスコミ報道との矛盾点が多いような気がします。
どちらが真実か、残念ながら現地に赴いてなおかつ住民の本音を聞き出さねば分かる事ではありませんが、マスコミ各社の記事には少なからず偏りがあるのは事実のようで。
私の地元も時折メリットとデメリットが不明瞭な合併話が浮かんだりもするので、あまり他人事とは思えません。個人的には田中知事を応援はしたくありませんが、このまま合併一辺倒にはせず、遺恨を残さないよう議論してくれる事を望みます。
- 参考リンク：反対派、北山県議のブログ
- http://sanae.islandvoice.net/
