たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

直リンク・ディープリンク&無断リンク

長々と語っておきながら、「直リンク」と「ディープリンク」の違いについて定義していませんでしたが、こちらで定義されている内容が、私的にも納得できる物であり、また一部を除いて否定的なスタンスであるという点についても同意。今後は、私も両者をはっきり区別して発言したいと思います。
また、もし仮に「アクセシビリティの点から言えばその定義による直リンクも推奨される」と主張される方が居られれば、是非論理的根拠を提示していただきたい。前提からして矛盾しているのだから、現状では無理でしょうが。

さて、ディープリンク談義はひとまずおいて置いて、今回は「何故無断リンク禁止を唱えるのか」という事に付いて語りたいと思います。
前回までで、「無断リンク禁止」という文言には法的な根拠は無い、という事と、ブログやアクセス解析等の発達により、コミュニケーション面からみた場合についても無断リンクがそれを阻害するとは限らない、という事を書きました。
それに従い、「許可制リンク」から「出来れば一報下さい」に変化したサイトは数多あるわけですが、中には頑なに「無断リンク禁止」を掲げるサイトもあります。一部の厨*1を除くとしても、そういった人々が「無断リンク禁止」を掲げる理由は一体どのような物でしょう? 自身で過去に体験・目撃した例ばかりになってしまいますが、以下いくつかの考えられるケースを挙げてみる事にします。

その一「厨回避事前策」ケース。
過去に、厨サイト*2からのリンクで厨が大量に流れ込んだり、荒し・煽り誘導をされた(目撃した)事のある管理人が、予防策として「無断リンク禁止・リファラ制限する場合あり」と明記するケース。
この場合は建前と予防がメインなので、実際には良識ある無断リンクを黙認していたり、許可を求めると「ご自由にお願いします」という返答があったり。

その二「無知管理人」ケース。
全くの無知ゆえの主張であるか、もしくは半閉鎖的コミュニティを作りたいのだが、方法が分からない、という場合。前者の場合は大人の対応が必要とされるとは思いますが、後者は私的には支持できません。

その三「形式的リンク至上主義」ケース。
ちょっと特殊か? リンクはどんな場合もTOPに、必ずバナーを使って、メールで必ず連絡、相互リンクしましょう、文中リンク不可、等など、所謂「静的リンク*3」絶対主義かつコミュニケーション以外のリンクは認めない、という場合。アクセス解析も、無断リンクチェッカー位にしか思っていない事でしょう。

その四「隠れ家的サイト」ケース。
有意義かつ違法性の無い情報を発信しているが、管理人の匿名性が薄れた場合閉鎖せざるを得ない場合。学生さんやオカタイ職場にお勤めの方が管理人の場合に多いですね。もちろん、管理人さん本人も細心の注意を払って自分の身元がばれないような内容に留めるでしょうが、出来れば一定規模以上にはしたくない、という理由からリンクを限定したりするという事。

二、三については道義的にも論理的にも理由が理解し難いですし、あまりお近づきになりたくないタイプなので捨て置くとして、一と四については、リンクしようとする側の良識が試される所かもしれません。特に、ジャンルによってはアングラよりなサイトからの流入によってサイト維持が難しくなる場合も考えられますから、リンクを張った事により相手方・自分方・閲覧者方にとってどういったメリット・デメリットが発生するかまで考えて、実行する事が求められる場合があるかもしれません。

*1:(実行能力があるのに)閉鎖的コミュニティを形成しているわけでもないのに外部からのアクセスの一切を嫌うような人々。

*2:意味はお察し下さい

*3:文中リンクやブログの参照言及を「動的」と定義した場合