たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

直リンク容認? 否認? その2

昨日の続き。
とりあえず、コメントへの返答をば。
>橘さん
ご意見ありがとうございます。
って、俺がコメント頼んだんですけどねw
まず、前提として俺は自分の事ばかり語っているわけではなくて、当然考えられるべきweb技術が未熟な管理人の存在も想定して書いております。「強者の論理」とか書いたのは、その為ね。

「閲覧状況が不明になるから」というのは情報収集の手段を講じてないことに対する言い逃れ

最近じゃあ随分と便利になったけど、必ずしも全てのファイルにアクセス解析を付けられる訳ではないし、技術的に難しい管理人もいる。それを「甘え」と断ずるのは、webサイト運営の門戸を極めて狭くする意見に他ならない。後、サーバーにも優しくない。

ディレクトリ構成が変更になる場合があるから」というのはリンクをする側が負うリスクであって、要らぬお節介だと思います。

これによって不利益をこうむるのは、結局は閲覧者だと思われ。情報参照の観点から見れば、例えリンク先ファイルがディレクトリ構成の変更によって移動し且つリンク元ファイルが更新されないような状況になった場合、TOPページへのリンクも併記されている方が円滑に情報に辿り着ける率が高い。
ディレクトリ変更の可能性があるサイトに対しては推奨されているファイルへリンクを張るのが適切と言うものではないだろうか?

「無料サーバーでファイル等を直リンクすると消される可能性がある」というのもサーバ業者に言うべき文句であってお門違いです。
そんなに直リンクがいやなら「ぶっとびネット 」を使うべき。そうしていないのに文句を言うのは単なる自分の無力さを転嫁する以外の何物でもないと思います。

これも、webサイト運営の門戸を狭める考えかと。多くの無料サーバはファイルへの直リンクは「倉庫的利用」として推奨していないはず。そういった現状がまずあって、直リンクによって「被害」に有った場合には、サーバ側でも管理人側でもなく、管理人の意図しない転送を助長した直リンク実行者に責任があるかと。
そもそも、俺自身は非推奨派であり半容認派でもあるわけで、サーバーサイドで直リンクを完全禁止してしまう仕様には、かなりの不都合と非合理性を感じる。一つのファイルで完結しているような文書・画像*1の場合は、むしろ直リンクでもって広く参照されるのを推奨する事もあるのだから、その度にサーバー設定を変更したり新たなスペースを得たりするのは不都合が大きい。また、そういった技術・知識・労力を持った者だけがwebで情報発信する資格を持つ、というのであれば、そもそもインターネット上で情報を共有する事自体に破綻が生じると思われる。

で、最も重要な問題。俺が何故、直リンクに対して中庸なポジションを取っているかというと、インターネットを「情報共有空間」であると同時に「コミュニケーション空間」と取っているから。
「情報共有空間」としてみた場合は、直リンクは推奨こそされ禁止される物ではないと思う。もちろん、節度ある直リンク*2のみを、だけど。
「コミュニケーション空間」としてみた場合は、マナー>情報の共有だと思う。「ネットは情報共有空間だから関係ない」と言う人はいるかもしれないが、それこそインターネットというものを狭い視点でしか見ていない証拠。インターネットは確かに巨大な情報倉庫だけれども、同時に人と人とを繋ぐコミュニティでもある。そこに、節度やマナーを求めてはいけないのか? 対情報に囚われ過ぎて対人間の精神をないがしろにしている事の言い訳にしているだけなのではないか?

直リンク完全容認派の方はよくWebサイトを「本」に例えますけれども、法的にはどうあれ、「温度」のある部分も少しは見てやって欲しい。議論やら情報共有だけがインターネットの醍醐味じゃ無かろう? そういった物と本来無縁だった人々も情報発信を出来るようになったのだから、インターネットがここまで発展した部分と言う物あるんだろうし。


>acbくん

お隣さんにたいして気を使うのは悪いことじゃないと無いと思います。ましてや私的利益のための行動なら。

俺が直リンクを完全容認しないのも、権利を傘に着ていばりちらしてる姿を見かけるから、というのもあるんだよね。特に、他人の著作物を紹介してコンテンツとしているようなサイトには、節度が求められてしかるべきだと思うんだけどね……。


まあ、直リンク原理主義者と直リンク禁止厨がいなければ、もっと平和なんだろうけどさ。
結局、極端な意見の人の方が声が大きいから、対立構造が出来上がってるように見えているのであって、本来なら双方が納得できるルールみたいな物も構築出来ると思うんだけどね。

*1:著作権情報がそれ単一でも明確な物

*2:無断転用やフレーム内に勝手に取り込むような事をしていない直リンク