たこわさ

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ボールルームへようこそ Heat.2「兵藤清春」感想

第1話(Heat.1):小笠原ダンススタジオへようこそ


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

仙石の厚意と興味本位から、無料でスタジオに通わせてもらえることになった多々良。見習いの講師二人から教えを受ける多々良だったが、二人の教え方が悪いのか多々良の飲み込みが悪いのか、全く上達する様子が見えなかった。
そんな中、仙石は多々良を、雫とそのパートナー兵藤清春の大会に連れて行く。清春のダンスの圧倒的迫力に衝撃を受ける多々良だったが、翌日にスタジオで出会った清春は、踊っている時とは別人のような雰囲気で――。

感想

第一話の多々良は「やる気がなかった」ようにも見えたが、それは実は正反対で「やる気をぶつけられるものがなかった」であることが窺えるエピソードだった。
決して器用ではない彼は、通常の教え方では何事もモノになるまで育て上げるのは大変だったろう。仙石が多々良の「特性」に気付いてくれたことは、文字通り多々良の人生を変えることになりそうだ。

ライバルというか、仙石よりも「近い」目標となるであろう清春は……まだ性格が読めない。ダンス以外には感心がない、人間味の少ない少年なのか、それとも……。

第一話でも思ったが、キャラクターデザインはやはりあまりにも「長すぎる」ように感じる。が、ダンスシーンとそれ以外とで、あからさまに「長さ」を変えてきていることからも、「あえて」のデザインであることが窺える。
まるで「中割」のように手足や首が異様に伸びたキャラクター達が見せる躍動感は、中々のもの。今回は実際の動きが少なかっただけに、特にそれが顕著に感じられたように思える。