たこわさ

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鬼平 第五話「谷中・いろは茶屋」感想

アニメ「鬼平」原作 鬼平犯科帳セレクション【文春e-Books】
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

残虐な盗賊「墓火の秀五郎」一味の行方を追う平蔵ら火盗改。だが、冴えない同心・木村忠吾は、見回りの途中でついつい遊郭に立ち寄ってしまい、女郎のお松にすっかり入れ込んでしまう。お役目もそこそこにお松のもとへ通いつめ、懐も寂しくなっていく一方の忠吾だったが、そんなだらしない生活は当たり前のごとく、平蔵ら上役にバレてしまい――。

感想

尾美としのり木村忠吾が登場。彼は鬼平犯科帳におけるコメディリリーフのようなものだったと記憶しているが、今回も見事にその役割を演じてくれたというわけだ。

アバンタイトルがいきなり濡れ場から始まって思わず身構えてしまったが、あまりにも陽気過ぎるBGMと忠吾のギャグっぷりに「ああ、こういう話か」と気付き力を抜いて観る事が出来た。本当にこのアニメのスタッフは演出の機微を心得ていると思う(笑)。

最後に忠吾の父の「真実」が明かされる件には思わず失笑。結局は似たもの親子だったという事で、これは微笑ましいと思うべきか、逆に笑えない現実とみるべきか(苦笑)。

コメディ一辺倒ではなく、「人間には悪い部分も良い部分も色々な面がある」という、鬼平犯科帳を通して描かれる、綺麗事ではない人間自身について描かれたエピソードでもあった。鬼平と秀五郎が同じセリフを言っていたのが何とも印象的。

鬼平犯科帳 第1シリーズ DVD-BOX

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