たこわさ

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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ! 第七話「人形とぬいぐるみ」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

エインズワースに攫われてしまったイリヤ。その誘拐は当主ダリウスの意図したものではなく、美遊とイリヤを会せてあげたいというエリカの計らいによるものだった。しかし、おおよそ一般の感覚を持たないエリカは、イリヤの肉体か精神のどちらかさえ美遊に会せればよいと考えており、まずはアンジェリカに命じてイリヤを洗脳しようとする。
だが、イリヤの特殊な体質故か洗脳が失敗した為、アンジェリカはイリヤの精神を肉体からぬいぐるみに移し替え、肉体に疑似人格を植え付けてしまう。そんな状態のイリヤを会せた所で美遊が喜ぶはずもないが、エリカとアンジェリカはその事について違和感など全く抱いておらず――。

感想

本編は軽いノリだったが、上記のようにあらすじをまとめてみると中々にホラーな展開とも言える。いや、本質的にはホラーだからこその軽いノリ、か。
ぬいぐるみに精神を移し替えられてしまうというのは、本作の原典「Fate/stay night」のオマージュだが、そちらでは「犯人」だったイリヤが今回は「被害者」だというのが何ともニヤリとさせてくれる。イリヤが何故ぬいぐるみの身体を自在に動かせたかについては、原典の方の設定を知っていれば違和感なく受け入れられるだろうが、本作では比較的簡単な説明で済まされていたような気もするので、違和感を持った向きもあるかもしれない。少数派だろうが。