たこわさ

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マギ シンドバッドの冒険 第八話「眷属器」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作既読。
(以下ネタバレ)

あらすじ

自らの冒険譚を演劇仕立てで語る「公演」の成功と、「友」となったバルバッド国王ラシッドからの出資により、遂に商会設立を果たしたシンドバッド。だが、ようやく商売を始められると浮かれるシンドバッドに対し、ラシッドは商館や倉庫、荷馬車等を仕入れる為にまだ公演で資金を稼ぐべきだとアドバイスする。ラシッドの目論見通り、シンドバッドの冒険譚は大劇場でも人気を博し、彼の名声は一気に高まっていった。
一方、イムチャックから新たな交易品を運ぶ戦場では、ジャーファルが試練の時を迎えており――。

感想

ラシッドは中々人を焚き付ける、というか「やる気」にさせる事が巧く、流石はアリババの父親と言った所か。息子と違う事は、彼が感情ではなく論理に訴えかけるタイプの「人たらし」である事なのだろうが。
シンドバッド一行で最も若く、最も過酷な過去を持つジャーファルが段々と「人間」になっていく様には複雑な感情を持たずにいられない。シンドバッドの圧倒的な「輝き」に感化された彼だが、シンドバッドは「主」であって「親」ではない。尽くし尽くされる関係は築けても、慈しむ心などはきっと育めなかった――そこで生きてくるのがルルムの存在であり、彼女という「母」の存在がジャーファルをようやく「人間」にしたのだろう。
作画面では、相変わらず「安い」印象が続くが、目元アップやらギャグ調演出の多用やらで「上手に手抜き」している点はむしろ好印象。